主な生産地

盛岡市・八幡平市・二戸市・滝沢市

概要

 漆のしっとりとした、あたたかみのある質感や深みのある艶を最大限に引き出すため、無地の朱・黒・溜による光沢をおさえた仕上げとなっています。
 シンプルで使いやすいデザインは、普段使いの器にぴったりです。

歴史・沿革

 開山約1200年の歴史を持つ二戸市浄法寺町天台寺で、僧侶が寺の什器を作ったのが始まりとされます。江戸時代には、藩内は元より他藩へも盛んに移出する程重要な産物になりました。その後衰退しましたが、近年再び脚光を浴び人気を集めています。
 また、二戸市浄法寺町は、国内随一の生漆の生産地でもあり、国産漆の約7割を生産しています。漆掻き技術の伝承も重要な課題です。

使用方法

陶磁器などと一緒に洗ったりすると傷がつき塗膜を傷めてしまいます。なるべく避けてください。長時間日光にさらされたりすると変色したり、劣化を促進します。電子レンジ・食器洗い機は使用できません。

主な商品

汁椀、箸、盛皿、片口等

製造工程

木固め→研磨→塗り→研磨(塗り→研磨 7〜8回繰り返し)→上塗

問合せ先

岩手県漆器協同組合(うるみ工芸)

 〒020-0124 岩手県盛岡市厨川一丁目18-13

 TEL 019-641-1725

http://www.urumi.jp/

浄法寺漆器工芸企業組合

〒028-6951 岩手県二戸市浄法寺町清水尻18

TEL 0195-38-3028