主な生産地

八幡平市

概要

 安比塗の木地はミズメ桜、トチ、ケヤキなどを主体に狂いが出にくい縦挽のものを使用。下地から上塗りまで重ねる「漆下地」を施しているのが特徴で、特に上塗りは自社で精製した国産漆を使っており、その鮮やかな発色と堅牢さは国産漆の特徴を十分に生かしています。当工房で育った若い作り手達は、伝統を踏まえながら、新しいものづくり手達に挑戦し続けています。

歴史・沿革

 八幡平市を含む岩手県北部は、古から全国でも有数の漆の産地として知られています。ここから採取される漆は、透明度・発色ともに良く、硬度に優れた堅牢な品質を誇っています。 八幡平市安代地区は、豊富な漆の産地という恵まれた条件を生かし、藩政時代から生活に根ざした漆器を作っていました。時代が変わる中で一時伝統が途絶えたことがありますが、安比漆器工房では、伝統ある漆器の復興の目指し、新たに時代の用に合わせた「安比塗」として丈夫で使いやすい漆器を作っています。

使用方法

普段使いの器を中心に製作し、日常使っていただける飽きのこない漆器と高い評価を受けています。

主な商品

  • 汁椀:5,400円(税抜)~
  • 盛鉢:9,800円(税抜)~
  • ソバ椀:11,600円(税抜)~
  • 茶筒:9,500円(税抜)~

受賞暦

岩手県産業まつり特産品コンクール金賞、銀賞その他多数受賞

製造工程

木地→木固め→下地工程→下塗→中塗→上塗→製品完成

問合せ先

安比塗漆器工房

〒028‐7533

岩手県八幡平市叺田230

TEL0195‐63‐1065  FAX0195‐63‐1066