更新日:2019年05月15日


主な生産地
花巻市
概要
花巻のこけしは、木肌が白く固いコサンバラ(アオハダ)と言う良材を使い、首がはめこみで頭がくらくらと動き、昔は「キックラボッコ」と言い、現在は「キナキナ」と表現しており、全国的にも南部系だけの特徴です。最近は、エンジュ、桜、ケヤキ等の有色材を使い変化を求めています。
歴史・沿革
南部系こけしは、花巻を中心に先人の佐々木家、煤孫家などの木地師によって描彩の無いキナキナ形式で作られ、その後鳴子系、遠刈田系などの工人の影響により描彩されるようになり、昭和初期には煤孫、佐藤英吉等により伝統が守られてきた。現在は、佐藤忠雄、煤孫盛造によって継承されている。
主な商品
・6寸:1,800円〜
・8寸:2,500円〜
・1尺:4,000円〜
・エヂコ:700円〜
・玩具エヂコ:2,000円〜
受賞暦
全日本こけしコンクール通産大臣賞、文部大臣賞、全国(鳴子)、全日本(白石)、みちのく(山形)等のこけしコンクールにおいて多数入賞。花巻市の匠表彰(平成14年度 佐藤忠雄、平成17年度 煤孫盛造)
製造工程
原木(切り出し)→乾燥(6ヶ月以上)→玉切り(寸法に丸ノコで切る木地仕上げ)→木取り(大体丸くする)→ろくろ荒挽き→木地仕上げ→描彩(墨・染料で描く)→仕上げ(ロウで磨く)
問合せ先
佐藤忠雄
〒025-0036
岩手県花巻市中根子川前2-2
TEL0198-24-7748
煤孫こけし
〒025-0014
岩手県花巻市高松26-35
TEL0198-31-2165