主な生産地
一関市
概要
主に冬の寒い時期に漉かれる東山和紙は、楮(こうぞ)色をした自然の色と味を持つ繊細優美なやわらかい、そして強靭な紙質です。障子紙をはじめ、書道用紙、賞状用紙、色紙、名刺、はがき、便せん等幅広く利用されています。また、東山和紙の持つ特徴を生かした特産品として、丈夫で素朴な「紙布織」、やさしく愛嬌のある「和紙面」があります。
歴史・沿革
東山和紙は平安時代末期、平泉・藤原文化遺産の一つとして受け継がれている。東山町(現 一関市)には紙生里(かみあがり)という地区があり、地名から東山和紙の発祥の地と考えられている。昭和30年ごろには町内に100以上を数えた紙漉き業者も、今では冬期間の副業として2軒が行っているが、昔どおりの、ほとんど楮だけの丈夫な紙として、800年の伝統を受け継いでいる。
使用方法
障子紙や書道用紙だけでなく、名刺や賞状の用紙としても好評を得ています。また、はがきや便せん、版画用紙等種類や色も豊富にあり、民工芸品としても幅広く利用されています。
主な商品
・はがき:300円(10枚)
・色紙:1,250円(5枚)
・名刺:1,000円(100枚)
・画仙紙:3,000円〜
製造工程
原料→晒し→煮熟→水洗い・塵取り→叩解→紙すき→圧搾→乾燥→規格
問合せ先
一関市役所東山支所産業経済課
〒029-0302
岩手県一関市東山町長坂字西本町105-1
TEL0191-47-2111