酒屋流し唄/酒屋もと摺唄/酒屋米とぎ唄/酒屋仕込唄(とろり唄)/酒屋中仕込唄
特徴
日本三代杜氏の一つである「南部杜氏」が酒造り仕事の中で唄った作業唄。現在では機械化が進み、儀式用の唄として一部唄われているだけになった。唄は作業の種類に合わせて十数種もあって、そのうえ杜氏の出身地やグループなどにより多少「節」や「掛け声」が異なる。
名称 | 酒屋流し唄 |
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発祥地 | 稗貫郡(現 花巻市) 紫波郡 |
歌詞 |
今朝の寒さに洗い番はどなた 流し始まる洗物出せよ 可愛い男の来る時知れる 可愛い男の洗番の時に |
名称 | 酒屋もと摺唄 |
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発祥地 | 稗貫郡(現 花巻市) 紫波郡 |
歌詞 |
ハアもと摺りはヤラヨイ つばくろは酒屋の軒に巣かけて 乙部町柳の葉よりせまい町 仙台の宮城の原の萩の花 |
名称 | 酒屋米とぎ唄 |
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発祥地 | 稗貫郡(現 花巻市) 紫波郡 |
歌詞 |
ザクリナーエザクリトーヤ お酒ナーエ造りてヤチョイト 枝か栄えるお庭が暗い 早くとげとげとぎ上げて |
名称 | 酒屋仕込唄(とろり唄) |
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発祥地 | 稗貫郡(現 花巻市) 紫波郡 |
歌詞 |
ハァとろりとろりとヤーエ 川の鳴瀬に 絹機立てて よかろかよかろかと 唄を止めるには |
名称 | 酒屋中仕込唄 |
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発祥地 | 稗貫郡(現 花巻市) 紫波郡 |
歌詞 |
ハ これからサンコ口 始まりで ヤレ よさそだナーエ |
七之助節
特徴
「七之助節」は現在では「祝い唄」として上棟式や落成式の宴席などで唄われているが、もとは土搗き唄。ある部分を固める際、3本櫓を組み、滑車を利用して搗棒を上下するときに唄われるもので、唄一節で4、5回しか上がらず、土の固い場合は搗棒を高く上げるため、手綱を2度、3度繰るので「二丁揚げ」「三丁揚げ」とそれぞれ唄があった。築城するとき「木遣唄」として唄われたといわれる。
名称 | 七之助節 |
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発祥地 | 盛岡市 |
歌詞 | 目出度〜の若松様よ (ハドッコイサット) 枝も栄えるアレサ葉も茂るナ エノヤァーンアーレー サノヨーエサ ヨンヤラサノエーエヤレコノセ ヤァーレーエコレワサヨー エノヤーレー この家旦那様の床の惘の掛図 目出度嬉しや音頭をもろうたネ 声もつきたし文句もつきた 土方すれゃこそ色コが黒い |
名称 | 七之助節 |
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発祥地 | 遠野市 |
歌詞 |
目出度うれしや 思うこと叶うた ござる若い衆は あまり長けれゃ |
名称 | 発祥地 |
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亀の子音頭 | 盛岡市 |
糸取り唄 | 宮古市 |
土搗き唄 | 雫石町 |