読み仮名 | はやちねじんじゃほんでん |
---|---|
指定種別 | 県指定 |
種別 | |
指定年月日 | 1972年 10月 27日 |
指定詳細 | |
数量 | 1棟 |
所在地 | 花巻市大迫町内川目字岳 |
所有者 | 早池峰神社 |
保持団体 | |
管理団体 | |
ホームページ |
概要
桁行(間口)14.544m、梁間(奥行)11.366m。
内陣と外陣に分かれ、奥行5間のうち前面2間分が外陣、後面3間分が内陣となる。
屋根は入母屋造、銅板葺、前面1間に向拝が付く。
軒は二軒の繁垂木、平三斗組で蟇股を配する。
正面中央間に折桟唐戸2枚を吊り、脇の間4間は格子、側面は左右とも中央1間にのみ格子戸を用い、他は板壁(左側面前面1間分のみ板戸)である。
内部の床は花崗岩のたたきで、独立丸柱が礎盤の上に建つ。
慶長17年(1612)の新山宮棟札があり同年、大工紀州住人新右エ門、箱匠秋田住人久三郎、同三右エ門によって造営され、その後、享保3年(1718)、延享4年(1747)修復されている。
構成の修復はあるものの、内陣柱を中心とした軸組や木鼻の手法、本殿軒回りの装飾等にも慶長期の堅実な力強い手法が残されており、意匠も素朴ではあるが優れている。