読み仮名 | ほうじいんさんもん |
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指定種別 | 県指定 |
種別 | 建造物 |
指定年月日 | 1974年 2月 15日 |
指定詳細 | |
数量 | 1棟 |
所在地 | 一関市花泉町金沢字大柳 |
所有者 | 宝持院 |
保持団体 | |
管理団体 | |
ホームページ |
概要
下層 桁行(間口)6.187m。
梁間(奥行)4.459m。
上層 桁行(間口)5.228m。
梁間(奥行)3.475m。
高さ11.207m(棟木上端まで)。
三間一戸、8脚楼門で木造素木造。
屋根は入母屋造、スレート葺(もとこけら葺)。
下層は、正面一間の本柱は丸柱、他は角柱。
軸部に台輪、頭貫を用い、柱間に蟇股を設ける。
上層は、正面3間、側面2間、丸柱、床敷で四周に高(勾)欄付の縁を廻す。
台輪、頭貫、内法長押を有し、柱間に蟇股を付す。
全体的に和様を主とし一部唐様を付す。
扁額「稲荷山」の裏面に、「宝永八年夘四月達堂代建立」の陰刻があり、また、稲荷山の扁額に、基瑞之印、鳳山氏の落款がある。
創建年代が宝永8年(1711)と明確で、県下の仏寺建築様式上の基準となり、資料的価値が高い。
また、楼門形式の建築遺構が希少ななかで、これは、その最も古い例に属している。