読み仮名 | たんないさんじんじゃほんでん |
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指定種別 | 県指定 |
種別 | 建造物 |
指定年月日 | 1990年 5月 1日 |
指定詳細 | |
数量 | 1棟 |
所在地 | 花巻市東和町谷内 |
所有者 | (宗)丹内山神社 |
保持団体 | |
管理団体 | |
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概要
附 厨子、桁行6.840m、梁間6.910m。
木造、入母屋造、平入り。
屋根銅板葺(もと茅葺)、縋破風の向拝が付く。
厨子は流造、板葺で前面向拝部に軒唐破風を付ける。
桁行三間、梁間三間の方三間堂。
外壁には和・漢の故事、物語を主題とした彫刻、脇障子には唐獅子と随所に彫刻を施した装飾優位の建物となっている。
内部は前面1間を外陣、奥の2間を内陣とする密教系仏堂の形式を踏襲している。
建築年代は棟札から文化7年(1810)、棟梁名も明らかであり、江戸時代後期の仏堂的本殿建築の遺構例として貴重である。
厨子の建築年代は不詳であるが、様式的には江戸時代初期ないし桃山時代の手法が窺えることから、江戸時初期頃のものと推測できる。