読み仮名 はちまんじんじゃほんでん
指定種別 県指定
種別 建造物
指定年月日 1991年 3月 29日
指定詳細
数量 1棟1枚
所在地 奥州市胆沢小山字八幡堂
所有者
保持団体
管理団体
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概要

附 棟札、本屋 桁行2.428m、梁間1.982m。
向拝 桁行2.428m、梁間1.89m。
一間社、流れ造、屋根栩葺。
海老虹梁、手挟、大瓶束などの形も良く、全面に施された彩色、また内法長押上の小壁にみられる浮き彫り、そして丸彫りの木鼻類、さらには虹梁、海老虹梁、手挟の若葉文、渦文、袖切り線などの装飾手法は、巧緻、流麗である。
意匠的には、総体に近世前期の様式的特徴がみられ、棟札にいう延宝5年(1677)の建築と時期的に一致する。
覆屋の中にあって保存状態は良好、特に当初の栩葺屋根、堅魚木などの手法もみることができ貴重である。
本県近世前期における、秀逸な流れ造社殿遺構として建築史的価値が高い。