読み仮名 | おろへしいさわがわじんじゃずし |
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指定種別 | 県指定 |
種別 | 建造物 |
指定年月日 | 1991年 3月 29日 |
指定詳細 | |
数量 | 1棟 |
所在地 | 奥州市胆沢若柳字下堰袋 |
所有者 | (宗)於呂閇志胆沢川神社 |
保持団体 | |
管理団体 | |
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概要
主屋 間口91cm、奥行91.8cm。
向拝 間口91cm、奥行49.5cm。
仙台藩主二代の伊達忠宗の末子で、前沢領主となった伊達家一門格の伊達宗章〔寛文3年(1633)16歳で歿す〕の旧霊廟厨子であり、須弥壇上に建つ一間四方、入母屋造り、こけら葺き、妻入りの小建築である。
もと奥州市前沢区霊桃寺境内にあったものを、当神社に移転し、本殿内厨子として転用したものである。
斗拱、台輪や頭貫の木鼻、その絵様、および妻飾りなどにみられる建築技法は堅実であり、江戸初期から中期にかけての様式的特徴をよく示している。
彩色及び金工にみられる手法は、精巧にして秀逸なものがあり、工芸的価値も高い。
現在本殿内に納められ、保存状態は良好である。
小品ながら、本県における霊廟建築遺構の希少なものであり、寛文3年(1633)を余り降らない江戸前期に属するものとして貴重である。