読み仮名 | せんようじかんのんどう |
---|---|
指定種別 | 県指定 |
種別 | 建造物 |
指定年月日 | 1993年 9月 7日 |
指定詳細 | |
数量 | 1棟 |
所在地 | 奥州市水沢羽田町字門下 |
所有者 | 千養寺 |
保持団体 | |
管理団体 | |
ホームページ |
概要
桁行6.75m、梁間6.75m。
木造、板敷、方三間堂。
屋根宝形造、カラー鉄板葺(もと茅葺)。
棟に露盤、伏鉢、宝珠を載せる。
正面中央間1間に向拝をつける。
向拝屋根は、本棟から葺き降ろしとする。
棟札は存在しない。
延宝5年(1677)の建立と伝えられる。
作者及び建立年代は明らかではないが、建築細部にみられる木鼻類の絵様、台輪端部の繰り形の手法、その他、肘木や内部大瓶束の形状、また、延宝5年(1679)、同8年の絵馬の存在からして、寺伝に言う延宝5年の建立とみて大過あるまい。
架構も単純明解であり、禅宗様式を主とした技法も堅実で、細部意匠にもみるべきものがある。
保存状態も良好で、本県における江戸初期の本格的三間堂遺構として貴重である。