読み仮名 | そげいくまのじんじゃほんでん |
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指定種別 | 県指定 |
種別 | 建造物 |
指定年月日 | 1993年 9月 7日 |
指定詳細 | |
数量 | 1棟 |
所在地 | 一関市大東町曽慶字西ノ沢 |
所有者 | (宗)曽慶熊野神社 |
保持団体 | |
管理団体 | |
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概要
本殿 桁行1.793m、梁間1.981m。
向拝 桁行1.695m、梁間1.981m。
本造。
正面(梁間)1間、奥行き(桁行)1間、屋根切妻造、妻入り、栩葺。
前面に梁間1間の向拝が付く。
本殿主屋と吹き放しの向拝(広廂)が1棟の長い切妻屋根の下に納まる。
棟札等直接的資料を欠くが、当社の記録によれば、延宝7年(1679)の再興とある。
虹梁に施された渦文、若葉文の手法などからすれば、社伝にいう延宝7年の建築は妥当と思われる。
覆屋の中にあるため、本殿の保存状態は良好である。
長い木鼻、また、大瓶束の形も良く、蟇股の形状も珍しい。
特に切妻造、妻入り、栩葺の屋根形状は、熊野神社形態としては異例で注目に値する。
熊野神社本殿建築史上、本県のみならず全国にも珍しく、貴重な遺構である。