更新日:2025年10月21日

| 読み仮名 | もくぞうじゅういちめんかんのんりゅうぞう |
|---|---|
| 指定種別 | 県指定文化財 |
| 種別 | 彫刻 |
| 指定年月日 | 昭和29年4月5日 |
| 数量 | 1体 |
| 所在地 | 盛岡市玉山字一笠 |
| 所有者 | 東楽寺 |
| 管理団体 |
概要
造高360.6cm。
木造、ハリギリ材、一木造。
東楽寺には、十一面像だけが5体もあり、この仏像は、360cm余りの原寸をもつ大仏像で、本県では、花巻市東和町北成島の毘沙門天に次ぐ大きさである。
背面に内刳があり、左腕と後補の右足先が朽ちているが、優美な表現で、地方作とは思われない様式である。
これは、地方作の特色の顕著な天台寺の諸仏とは対照的な存在であり、同時に県北における注目すべき像である。
この仏像は、もと盛岡市仁王にあった観音堂から寛文年間(1661〜1673)に移されたと言われている。