読み仮名 | もくぞうじゅういちめんかんのんりゅうぞう |
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指定種別 | 県指定 |
種別 | 彫刻 |
指定年月日 | 1954年 4月 5日 |
指定詳細 | |
数量 | 1体 |
所在地 | 盛岡市玉山字一笠 |
所有者 | 東楽寺 |
保持団体 | |
管理団体 | |
ホームページ |
概要
造高360.6cm。
木造、ハリギリ材、一木造。
東楽寺には、十一面像だけが5体もあり、この仏像は、360cm余りの原寸をもつ大仏像で、本県では、花巻市東和町北成島の毘沙門天に次ぐ大きさである。
背面に内刳があり、左腕と後補の右足先が朽ちているが、優美な表現で、地方作とは思われない様式である。
これは、地方作の特色の顕著な天台寺の諸仏とは対照的な存在であり、同時に県北における注目すべき像である。
この仏像は、もと盛岡市仁王にあった観音堂から寛文年間(1661〜1673)に移されたと言われている。