読み仮名 | もくぞうでんあみだにょらいりゅうぞう |
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指定種別 | 県指定 |
種別 | 彫刻 |
指定年月日 | 1974年 2月 15日 |
指定詳細 | |
数量 | 1体 |
所在地 | 花巻市東和町北成島 |
所有者 | 毘沙門堂 |
保持団体 | |
管理団体 | |
ホームページ |
概要
像高141.0cm。
木造、一木造。
内刳りを施し、背板を当て、足元と柄とも一木からなる。
右手、左手ともに第二指を折損しているが、両腕は別木をはぎつけて、その手首を編む打如来の来迎印に補修して取り付けたものである。
本体の墨書銘は、十一面観音真言佛眼真言などを記し、「坂上最□縁女伴氏」の檀主名がある。
「承得(承徳)二年十二月十日造顕の為長寿延命安穏太平地」背板の修理銘は、仙府住の兵部所持の仏首をつけ、手足、輪光、台座を修理した旨を記している。
制作年代は、承徳2年(1098)で、首その他の後補は江戸時代である。
東北における彫刻の在銘像として、同時代の作風の基準となるもので、貴重である。