更新日:2019年01月29日

読み仮名 もくぞうでんやくしにょらいぞう
指定種別 県指定
種別 彫刻
指定年月日 1977年 4月 26日
指定詳細
数量 1体
所在地 平泉町平泉字大沢
所有者 正善院
保持団体
管理団体
ホームページ 平泉の文化遺産

概要

像高30.0cm。
木造、桂材、一木造、彫眼で素地を表す。
螺髪切付。
如来形で、衲衣左肩をおおい、右肩にかかる。
左手は屈臂して膝に安んじ、右手屈臂す。
ただし、両手臂から先、下腹部を含む両脚部を欠失する。
平安時代後期の作で、薬師如来と伝えられる。
作風もおだやかな、平安後期の様相を示すが、髻が高く、眼の開きがやや大きく、しかも、下まぶたを判然と刻まない点、ほおや体部の肉付けのやや重厚な点が目立つ。
破損仏であるが、貴重な資料である。