![木造熊野神両脇立倚像](/uploads/contents/archive_0000001135_00/001_00000276_1.jpg)
読み仮名 | もくぞうくまのしんりょうわきだちきぞう |
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指定種別 | 県指定 |
種別 | 彫刻 |
指定年月日 | 1977年 4月 26日 |
指定詳細 | |
数量 | 2体 |
所在地 | 平泉町平泉字大沢 |
所有者 | 金剛院 |
保持団体 | |
管理団体 | |
ホームページ | 平泉の文化遺産 |
概要
その1
像高 38.8cm。
木造、桂材、一木造、彫眼で素地を表す。
左脇侍で撲頭をかぶり、唐衣をつける。
瞋目であるが、口は閉じる。
やや面長、左手屈臂、胸部で持ち物をにぎり、右手も屈臂するが、臂以下は欠失している。
岩に趺座し、右足は基部以下朽失している。
平安時代後期の作で、おだやかな作風を示す。
本県における古神像の作例として貴重である。
その2
像高 38.8cm。
木造、桂材、一木造、彫眼で素地を表す。
左脇侍で、髪型不明、衲衣をつける。
面はやや右向き、両手を屈臂し、趺座する。
平安時代後期の作で、おだやかな作風である。
倚坐の台裏底に「熊野」「脇侍」と2行に墨書があるが、中世の書き込みと見られる。
前記の女神像、その1と合わせ熊野三所と伝えられているが、当初から三所として造顕されたものかということについては、表現にそれぞれ違いがあり、同時とはみられない。