更新日:2025年11月17日

読み仮名 もくぞうじぞうぼさつりゅうぞう
指定種別 県指定文化財
種別 彫刻
指定年月日 昭和54年2月27日
数量 1体
所在地 八幡平市寺田
所有者 聖福寺
管理団体

概要

像高75.0cm。
木造、桂材。
声聞修行の相である。
白毫はなく、襞のないところに特徴がある。
袈裟の縫糸を墨書で表す。
彩色痕もあるが、後のものとみられる。
制作年代は、平安末期と推定される。
袈裟の墨書方式は、中世の彩色像への過程を示している。
台座は、中世末期のものと考えられるが、蓮弁、華盤の彫法に優れている。
岩手県北の仏教流入の時代を示す好資料である。