読み仮名 もくぞうじゅういちめんかんのんりつぞう
指定種別 県指定
種別 彫刻
指定年月日 1994年 9月 16日
指定詳細
数量 1体
所在地 花巻市東和町谷内
所有者 丹内山神社
保持団体
管理団体
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概要

像高158.0cm。
桂材、一木造、素地、彫眼。
天冠台上、一列に化仏を配した天台系十一面観音立像で、荒彫りのままの9面を刻出し、後頭部の化仏1面及び頂上の仏首を省略している。
その点、『十一面観音儀軌』の約束に従わぬ異形の形制であるが、同じ県指定の凌雲寺十一面観音立像と同好の彫刻性を示していて、凌雲寺像とともに同一作家により造られたものであることが認められる。
三道を刻まぬ頸を両肩先にかからぬ天衣を内側から立ち上がらせることによって、頚から胸への肉どりに違和感を与えぬ工夫があり、微妙な肉どりは抑揚を体幹部全体にわたって配慮した表現力は、素朴な作風であるだけにかえって親しみを与える観音像本来の目的にかなった形姿を生み出している。
凌雲寺像と比べ、上唇を突き出した目鼻立ちの造りに、小異はあるが、彫り口全体は共通し、独特の個性が認められる作風を伝えていて、貴重な遺品である。