更新日:2025年11月17日

| 読み仮名 | もくぞうかんのんぼさつりゅうぞう(でんこくうぞうぼさつ) |
|---|---|
| 指定種別 | 県指定文化財 |
| 種別 | 彫刻 |
| 指定年月日 | 平成27年11月6日 |
| 数量 | 1軀 |
| 所在地 | 陸前高田市矢作町字寺前 |
| 所有者 | 宗教法人 観音寺 |
| 管理団体 |
概要
陸前高田市・観音寺観音堂厨子内に安置される3軀のうちの左方像である。
本体は一木造りで彫眼、その形状は2目2臂の菩薩形立像で、現状で2.29メートルを超える。
人中をふくらませて唇を突き出したかのような表情や、鼻の形状、下あごのふくらみから本像の制作年代は平安時代末期が妥当と考えられる。
本像も木造六臂十一面観音菩薩立像と同様、岩手県域に伝来する古代彫刻の貴重な作例であり、内陸部に比べ古代彫刻の作例が寡少であった岩手県沿岸部を代表する作例として評価すべき作品である。