![銅鰐口](/uploads/contents/archive_0000001247_00/001_00000090_1.jpg)
読み仮名 | どうわにぐち |
---|---|
指定種別 | 県指定 |
種別 | 工芸品 |
指定年月日 | 1974年 2月 15日 |
指定詳細 | |
数量 | 1口 |
所在地 | 一関市大東町鳥海字小山 |
所有者 | 興田神社 |
保持団体 | |
管理団体 | |
ホームページ | 岩手県立博物館(鰐口) |
概要
肩線部径20.5cm。
外区外側線径14.2cm。
内区径5.6cm。
(1本線の内側から)鋳銅製(裏面鍍金)両面式。
表面の撞座は5弁の蓮華文。
次の鋳出銘がある。
壬「元徳二二年三月一日施主平重村」申施主は、一関市東山町松川小野寺豊穂家所蔵の小野寺系図による元徳頃の人の平重村に一致する。
裏面の鍍金は珍しい。
撞座と内区の間に、打ちすぎによる破れがある。
銘帯部の真下に◇米◇の小野寺紋らしいものを打ち出し、左側に4個右側に5個の薇型の意匠を鋳出している。
鎌倉時代の図案にみられるものである。
形式も古様で、本県現存の鰐口として最古の紀年銘であり、元徳4年(1332)は4月28日に正慶と改元しているので、その直前のものである。