読み仮名 | かけぼとけ |
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指定種別 | 県指定 |
種別 | 工芸品 |
指定年月日 | 1975年 3月 4日 |
指定詳細 | |
数量 | 19面 |
所在地 | 大船渡市松崎町字中森 |
所有者 | 熊野神社 |
保持団体 | |
管理団体 | |
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概要
附宮殿厨子、直径9.9〜23.3cm。
銅造15面、鉄造4面。
銅造は押し出し仏像を装着したもの10面、円板に鋳造したもの3面、板金に裏から毛掘りし、表面に図象をあらわしたもの2面である。
鉄像は、円板に鋳造したもので、通仏相の如来坐像3面と阿弥陀坐像1面である。
熊野三所権現の本地仏は、阿弥陀如来(本宮)、千手観音(西宮・那智)、薬師如来(新宮)であるが、この19面のなかには千手観音は含まれていない。
しかし通仏相をそれに見立てて奉納したのであろう。
これらの懸仏を収納したと思われる厨子3基は、高さ47.8〜54.4cm、横35.4〜39.3cm、奥行き24.2〜29.6cmで、扉に3瓣の草花を描く。
懸仏の制作年代は、鎌倉から江戸初期にわたり、厨子とともに保存されてきた。
このような例は希有である。