読み仮名 | わきざし めい てがらやまかいのかみまさしげ |
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指定種別 | 県指定 |
種別 | 工芸品 |
指定年月日 | 1976年 3月 23日 |
指定詳細 | |
数量 | 1口 |
所在地 | 盛岡市上田字松屋敷(岩手県立博物館) |
所有者 | 岩手県 |
保持団体 | |
管理団体 | |
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概要
文化三年二月日、刀身銘如水如雪、應一関侯需造、長さ45.5cm。
反り0.6cm。
表平造、裏切刃造、丸棟。
身幅広く、地は小板目つみ、地沸つき。
刃文は小のたれ調の大互の目乱れ、上半濤爛がかる。
沸匂深く砂流かかり、金筋交る。
切先の刃は大丸。
刀身に上記の銘を大字で刻む。
制作年代は文化3年(1806)、作者は手柄山正繁である。
正繁は、播磨国手柄山(姫路)の人で、寛政元年(1789)に「正繁」と銘をきり、享和3年(1803)に甲斐守を受領している。
身幅の広い刀身に大乱れの濤爛刃を焼くのを得意とした。
文化3年(1806)は、作者47歳、依頼者の田村敬顕は20歳であった。