読み仮名 | たんとう めい へいあんじょうながよし |
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指定種別 | 県指定 |
種別 | 工芸品 |
指定年月日 | 1976年 3月 23日 |
指定詳細 | |
数量 | 1口 |
所在地 | 盛岡市仙北町 |
所有者 | |
保持団体 | |
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概要
附丸に向鶴紋散合口拵。
長さ26.3cm。
反り2.6cm。
平造、三っ棟。
総体に身幅広く、わずかに反る。
地は大板目流れ、肌つみ、刃は、小沸深く、矢筈刃交じりの大互目乱れである。
小足・葉少し入り、刃縁は掃掛ける。
切先の刃は、突上げて鋭くとがり、深く反る。
彫物は、表に倶利迦羅竜、裏に三鈷剣を深く刻む。
茎は生ぶ、先は栗尻。
銘は「平安城長吉」ときる。
制作は、室町時代の中期で、作者は京都の刀工、長吉である。
附属する合口拵は、柄は壽の字や宝尽しを織出した赤地錦で包み、鞘は、黒漆の上に丸に向鶴や四つ目菱などの南部家の定紋その他を銀蒔絵し、総金具は金地に魚子をまき、要所に丸に向鶴紋をすえたものである。
小柄を欠失する。
華麗なうちにも気品にあふれたものである。