読み仮名 | ほりすかしえのおうとう |
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指定種別 | 県指定 |
種別 | 工芸品 |
指定年月日 | 1977年 4月 26日 |
指定詳細 | |
数量 | 1口 |
所在地 | 平泉町平泉字衣関 |
所有者 | 大長寿院 |
保持団体 | |
管理団体 | |
ホームページ | 平泉の文化遺産 |
概要
長さ 52.0cm。
反り(現状) 0.6cm。
平造、身幅広く、大段平調、わずかに反る。
刀身との接点を境にして茎は反り上がる。
茎先は蕨手状に曲がる。
茎の中央に長くて幅広の樋を彫り透し、茎先には懸緒通しの孔をあける。
茎即ち柄という仕立てである。
刀は全体錆び、朽込みがある。
身の一部を研磨しており、その所でみれば、地の鍛えは大板目、肌立ち、ざんぐりとする。
刃文は不明。
この横刀は、茎を柄木の中に差し込む通常の式とは異なり、茎をそのまま柄とするものである。
制作年代は平安時代前期である。
直刀から弯刀(反りのある刀)に移る過度期の形状を示す刀剣史上貴重な資料であり、これの残っている例は極めて少ない。
悪路王所用との伝えがある。