読み仮名 | ぼんしょう |
---|---|
指定種別 | 県指定 |
種別 | 工芸品 |
指定年月日 | 1979年 2月 27日 |
指定詳細 | |
数量 | 1口 |
所在地 | 平泉町平泉字衣関 |
所有者 | 中尊寺 |
保持団体 | |
管理団体 | |
ホームページ | 平泉の文化遺産 |
概要
鐘身高 113.2cm。
口径 86.0cm。
口厚さ 8.3cm。
鐘身厚さ 5.2cm。
鋳造(4段組の鋳つぎ)、撞座2個(蓮華文)、乳4段5列。
上帯に流雲文を、下帯に連珠文に近い様式となった唐草文を、そして、池の間の4区には、各銘文をそれぞれ鋳出している。
鋳(湯)口2個(竜頭に平行)。
形状は胴長である。
この鐘の撞座の位置が高いことと、竜頭の長軸線と両撞座を結ぶ線が直交していることは、古代から鎌倉時代の中期頃までにみられる古い形式で、この鐘はそれを踏襲している。
銘には長治2年(1105)の創建や建武4年(1337)の火災など、中尊寺の歴史を記している。
康永2年(1343)7月□日、鋳師藤原助信によって作られたものである。
竜頭を欠失し、また撞座を甚だしく打滅しているのは惜しまれる。