更新日:2025年09月25日

読み仮名 いかずちもんじつばきちょうもくさいしつおい
指定種別 県指定文化財
種別 工芸品
指定年月日 昭和54年8月17日
数量 1背
所在地 平泉町平泉字衣関
所有者 地蔵院
管理団体

概要

総 高さ 74.8cm。
胎 高さ 64.6cm。
   幅(正面上縁で) 61.7cm。
    (正面下縁で) 66.9cm。
   奥行(上縁で) 57.6cm。
両開き扉付、三段造、四脚式、方形箱型の笈で、素材は檜製、それへの装飾は彫木漆装である。
縁回りは黒漆塗、正面は雷文地の上に、左右縦に3枚の扉をそれぞれ1つの画面に見立て、洲浜に植え込まれた椿の樹を、一本ずつ描く。
全面に朱彩を施し、要所には金箔を押している。
彫法と色彩はともにあっさりしているが、味わいは深い。
形状が方形の箱型であるのは珍しく、室町時代の作である。