更新日:2025年09月25日

| 読み仮名 | たち めい えいわにねんはちがつひほうじゅ |
|---|---|
| 指定種別 | 県指定文化財 |
| 種別 | 工芸品 |
| 指定年月日 | 昭和54年8月17日 |
| 数量 | 1口 |
| 所在地 | 遠野市東舘町(遠野市立博物館) |
| 所有者 | 遠野市 |
| 管理団体 |
概要
長さ86.6cm。
反り3.9cm。
鎬造、丸棟。
原寸で反りが高く、身幅は元先ともに広く、腰には踏張りがある。
切先は延びごころで大きい。
地は板目、太く肌立ち、大きく白気映がある。
刃文は広直ぐのたれで、刃縁はほつれ、総体に淡気る。
区上7cmのところで薬落としがある。
銘に「永和二年八月日寶寿」とあり、永和2年(1376)の作である。
大きな太刀姿は、南北朝という時代相を、地刃のできばえは宝壽派の特色をよく表している。
二字銘は比較的多いが、年紀のあるものは稀であり、この点からも貴重である。
上半身の棟には、3か所も深い打込み痕があり、この太刀の武功をしのばせている。