読み仮名 | たち めい えいわにねんはちがつひほうじゅ |
---|---|
指定種別 | 県指定 |
種別 | 工芸品 |
指定年月日 | 1979年 8月 17日 |
指定詳細 | |
数量 | 1口 |
所在地 |
遠野市東舘町 |
所有者 | 遠野市立博物館 |
保持団体 | |
管理団体 | |
ホームページ |
概要
長さ86.6cm。
反り3.9cm。
鎬造、丸棟。
原寸で反りが高く、身幅は元先ともに広く、腰には踏張りがある。
切先は延びごころで大きい。
地は板目、太く肌立ち、大きく白気映がある。
刃文は広直ぐのたれで、刃縁はほつれ、総体に淡気る。
区上7cmのところで薬落としがある。
銘に「永和二年八月日寶寿」とあり、永和2年(1376)の作である。
大きな太刀姿は、南北朝という時代相を、地刃のできばえは宝壽派の特色をよく表している。
二字銘は比較的多いが、年紀のあるものは稀であり、この点からも貴重である。
上半身の棟には、3か所も深い打込み痕があり、この太刀の武功をしのばせている。