![銅三尊懸仏](/uploads/contents/archive_0000001308_00/001_00000103_1.jpg)
読み仮名 | どうさんそんかけぼとけ |
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指定種別 | 県指定 |
種別 | 工芸品 |
指定年月日 | 1980年 3月 4日 |
指定詳細 | |
数量 | 1面 |
所在地 | 奥州市江刺岩谷堂字小名丸(えさし郷土文化館) |
所有者 | |
保持団体 | |
管理団体 | |
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概要
径24.2cm。
大きくて丸い銅の薄板に、千手観音像(中尊)、毘沙門天像(向かって右)、不動明王(向かって左)の三尊を太く、力強く線刻する。
観音は蓮華座上に坐し、左右の両尊は岩上に立つ。
覆輪は頭部のわずかを残し、他は欠失する。
釣鐶の座金は、向かって右の方だけ残る。
銅板は全体にひずみを生じている。
鎌倉時代の作である。
素朴な地方作ではあるが、この時代の特色を示した佳作である。
天台宗系の懸仏であって、類例の残っているのはまれである。