更新日:2025年09月25日

読み仮名 ぎんほんござねむらさきいとおどしにまいどうぐそく かぶと・おおそで・こぐそくつき つけたり よろいびつ1ごう
指定種別 県指定文化財
種別 工芸品
指定年月日 昭和55年10月3日
数量 1具
所在地 盛岡上田字松屋敷(岩手県立博物館)
所有者 岩手県
管理団体

概要

附鎧櫃。
総高123.3cm。
胴高42.8cm。
胴幅35.6cm。
胴厚30.3cm。
胴は2枚胴、衝胴5段、大袖7段1双、姻喉輪5段。
革所は花文染、総金具は赤銅魚子地に唐草文高彫。
丸に向鶴文の金具すえ、緒は紫糸である。
兜は老頭形、頬当は黒漆、白髯付、佩楯は銀本小札、5段である。
制作年代は江戸時代中期。
南部家伝来のもので、利幹着用と伝えられる。
銀の本小札(革製の小札を銀に塗る。
)が紫糸の威とよく調和した完存の二枚胴の当世具足である。
作行が優れ、瀟洒で美しい。