更新日:2022年07月06日

読み仮名 | なまずおのかぶと |
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指定種別 | 県指定 |
種別 | 工芸品 |
指定年月日 | 1980年 10月 3日 |
指定詳細 | |
数量 | 1頭 |
所在地 | 盛岡市上田字松屋敷(岩手県立博物館) |
所有者 | 岩手県 |
保持団体 | |
管理団体 | |
ホームページ | 岩手県立博物館 |
概要
総高65.2cm。
鯰尾の先の張40.2cm。
鯰尾の高さ50.6cm。
しころの元の幅(開き)36.0cm。
総黒漆塗で鯰尾形。
しころは鉄板5段、紺糸素懸威、眉庇は鉄、鉢は鉢製で、鞆は兜に銅鋲でとめる。
南部家伝来のもので、利直が蒲生氏郷の娘於武と結婚した際、蒲生家から贈られたもの。
桃山時代の作である。
鯰尾形の兜は、桃山時代に蒲生家において好んで作られた。
当時、各地で異形の兜が作られた中にあって、これは造形的には簡素ながら、力強いものがあり、黒一色の色彩も好ましい。
傑出した兜の一つで、しかも完存品である。