読み仮名 なまずおのかぶと
指定種別 県指定
種別 工芸品
指定年月日 1980年 10月 3日
指定詳細
数量 1頭
所在地 盛岡市上田字松屋敷(岩手県立博物館)
所有者 岩手県
保持団体
管理団体
ホームページ 岩手県立博物館

概要

総高65.2cm。
鯰尾の先の張40.2cm。
鯰尾の高さ50.6cm。
しころの元の幅(開き)36.0cm。
総黒漆塗で鯰尾形。
しころは鉄板5段、紺糸素懸威、眉庇は鉄、鉢は鉢製で、鞆は兜に銅鋲でとめる。
南部家伝来のもので、利直が蒲生氏郷の娘於武と結婚した際、蒲生家から贈られたもの。
桃山時代の作である。
鯰尾形の兜は、桃山時代に蒲生家において好んで作られた。
当時、各地で異形の兜が作られた中にあって、これは造形的には簡素ながら、力強いものがあり、黒一色の色彩も好ましい。
傑出した兜の一つで、しかも完存品である。