更新日:2025年09月25日

読み仮名 | こんどうせいまえだて |
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指定種別 | 県指定文化財 |
種別 | 工芸品 |
指定年月日 | 昭和59年5月1日 |
数量 | 1口 |
所在地 | 一関市大東町鳥海字小川 |
所有者 | 興田神社 |
管理団体 |
概要
総高70.0cm。
総幅84.7cm。
時代南北朝時代。
前立とは、兜の鉢の頂上または前後につける飾りのもので、鍬形、半月、日輪、月輪等の種類がある。
一関市大東町興田神社に伝わる金銅製前立は、前九年の役の戦勝を謝して源頼義が当社に奉納、または天正18年(1590)和賀氏が落居の際に当社に奉納したとも伝えられている。
半月状に対称形の2枚の角形を左右から中央の台に挿入し固定してあり、全体の姿は大きく、深い弧を描き左右の両先端は鋭く尖っている。
台には、全面に魚子を打ち、立合雲の文様を唐草風に線刻してある。
南北朝時代の作で貴重な遺品である。