読み仮名 こんどうせいまえだて
指定種別 県指定
種別 工芸品
指定年月日 1984年 5月 1日
指定詳細
数量 1口
所在地 一関市大東町鳥海字小川
所有者 興田神社
保持団体
管理団体
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概要

総高70.0cm。
総幅84.7cm。
時代南北朝時代。
前立とは、兜の鉢の頂上または前後につける飾りのもので、鍬形、半月、日輪、月輪等の種類がある。
一関市大東町興田神社に伝わる金銅製前立は、前九年の役の戦勝を謝して源頼義が当社に奉納、または天正18年(1590)和賀氏が落居の際に当社に奉納したとも伝えられている。
半月状に対称形の2枚の角形を左右から中央の台に挿入し固定してあり、全体の姿は大きく、深い弧を描き左右の両先端は鋭く尖っている。
台には、全面に魚子を打ち、立合雲の文様を唐草風に線刻してある。
南北朝時代の作で貴重な遺品である。