読み仮名 | くろらしゃじからじしぼたんもんにまいどうぐそく |
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指定種別 | 県指定 |
種別 | 工芸品 |
指定年月日 | 1985年 2月 5日 |
指定詳細 | |
数量 | 1領 |
所在地 | 盛岡市内丸(もりおか歴史文化館) |
所有者 | 盛岡市 |
保持団体 | |
管理団体 | |
ホームページ |
概要
胴総高74.3cm。
兜頭形、練黒塗り、眉庇は鉄地に牡丹唐獅子文染革包み。
胴前後の胴は糸絡みで覆板付け。
表に唐獅子文、裏は牡丹文の刺繍。
南部家29代藩主南部重信公所用。
文政13年(1830)の同家「御宝蔵御具足帳」に「重信公御飯召黒羅紗包御具足1領」と書かれているものに該当する。
この具足は、火事や洪水などの非常時の際に着用するもので、革もしくは鎖網みの上から黒羅紗地で包み、それに朱・白・緑・浅葱・紺・朽葉などの多数の色糸を用いて唐獅子牡丹文を刺繍している。
類品の遺例は稀で貴重である。