更新日:2025年09月25日

読み仮名 まるにいしだたみもんすかしつば
指定種別 県指定文化財
種別 工芸品
指定年月日 昭和60年2月5日
数量 大小2枚
所在地 盛岡市上田字松屋敷(岩手県立博物館)
所有者 岩手県
管理団体

概要

大縦8.2cm。
横7.4cm。
厚さ0.6cm。
小縦7.5cm。
横6.7cm。
厚さ0.6cm。
鉄地堅長撫角形、耳打返し風丸耳。
切羽台を挟んで右肩と左裾に各1個ずつ丸に石畳紋を地透しする。
表の切羽台に「盛岡住源孝家」と銘を刻む。
大小2枚同じ仕立て。
源(橘)孝家は、盛岡藩お抱え鐔師で、鋤出し、透かし、象嵌、などは作行は広く、いずれも優れたものがある。
文様は家紋を主題とした簡素なものであるが、鉄の鍛えは緻密ですばらしく、その鏨の切り込みは実に鋭いものがある。
更に透かしにもみるべきものがある。
丸に石畳紋は和賀氏の紋といわれており、大小2枚揃って完存することは珍しく、貴重である。