読み仮名 | しょうこ |
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指定種別 | 県指定 |
種別 | 工芸品 |
指定年月日 | 1988年 10月 18日 |
指定詳細 | |
数量 | 1面 |
所在地 | 奥州市江刺梁川字小林 |
所有者 | |
保持団体 | |
管理団体 | |
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概要
附懸架、撞木。
面径19.7cm。
高さ5.0cm。
口縁部径21.5cm。
鋳銅製正円形側面に魚形の釣鐶座を設ける。
口縁部に次の銘がある。
右半に「熊野参詣六度仙年五十八歳伊勢」左半に「干時享禄二年八月七日」「伊勢」は持ち主(注文主)で、また「仙」は先達の意であろう。
この人は、信者を引率して熊野へ6度参詣した。
享禄2年(1529)の8月はその最後に当たり、7日は参詣から帰国した記念日か。
この鉦は、参詣の途次、胸前に吊るして叩いたのであろう。
それが後日念仏講の叩き鉦として使用されるようになった。
そのための懸架が付属している。
出来ばえもよく、鉦鼓の典型的なものであり貴重である。