読み仮名 県指定
指定種別
種別 工芸品
指定年月日 1999年 11月 2日
指定詳細
数量 1腰
所在地 花巻市高松 花巻市博物館
所有者 花巻市
保持団体
管理団体
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概要

鷹頭御陳太刀は柄頭が金無垢の鷹頭で猿手がつく。
縁は金無垢地に向鶴の定紋散らしとする。
柄は錦包みで柄糸は紫となる。
金具はすべて金でつくっており、彫りは精緻である。
鞘の尾模様も摺出しで巧緻である。

 作者については不詳であるが、江戸初期の製作と見られる。
明治42年6月改正の「御刀剣目録」の評に「今村長賀曰 雉子造ト同シク無類ノ拵ナリ且世間金造ノ太刀間々アレドモ此ノ如ク多量ニ用タルモノヲ見ズ宮内省御物金造ノ御太刀アリ黄金ノ秤量二百八十匁アリ此ノ太刀ニ用ヒタル黄金一層多量ナルヲ見レハ大凡三百五十匁アラン如ナルニ彫刻巧ナリ」とその出来を絶賛し、元禄以前の作としている。
明治26年4月開設の美術展覧会にも出品し、広く知られるところとなった。
赤銅造の鳳凰御陳太刀は黄金造のこの御陳太刀を念頭において製作したものと思われる。

 鷹頭御陳太刀は鳥頸太刀の中でも優品であるばかりでなく、南部家の重宝として具足餅の儀式に披露されるなど、盛岡藩にとって重要な位置づけがなされてきたものである。

(第1 有形文化財指定基準 絵画・彫刻・工芸品の部1・3該当)