読み仮名 | なんぶけでんらいさげおび |
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指定種別 | 県指定 |
種別 | 工芸品 |
指定年月日 | 2013年 4月 5日 |
指定詳細 | |
数量 | 5筋 |
所在地 | 盛岡市内丸 もりおか歴史文化館 |
所有者 | 盛岡市 |
保持団体 | |
管理団体 | |
ホームページ |
概要
牡丹唐獅子模様錦提帯
白地菊鼓青海波模様錦提帯
焦茶地七宝繋牡丹藤菊源氏車模様錦提帯
蝶菊花模様錦提帯
白地藤牡丹鼓模様提帯
提帯は、江戸時代、大名家の正室や姫君などの身分の高い女性が、4月1日から9月8日までの正装に用いた特殊な帯。特に重要な式日には、背面でとんぼの羽のように横に張り出させた芯の入った帯に、腰巻という絹の小袖をかけて着用するのが大きな特徴であるが、これはあらゆる身分層に受け入れられた小袖を着用しつつも、伝統的な袴、打掛の正装を意識し、武家の格式を保とうとした武家女性の努力の表現ともいえる。
現在、全国で確認できる提帯の遺品30点ほどのうちの5点であり、かつ、南部家に伝来したという出自が明らかな点で、本県の工芸史上、極めて意義のある資料である。