読み仮名 | もりおかはんきたけおつぎかきとめちょう |
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指定種別 | 県指定 |
種別 | 古文書 |
指定年月日 | 2016年 9月 6日 |
指定詳細 | |
数量 | 59冊 |
所在地 | 花巻市高松 (花巻市博物館) |
所有者 | 花巻市 |
保持団体 | |
管理団体 | |
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概要
当該物件は、盛岡藩重臣の一家、北家(のち南部家と改姓)の家来の御次衆による作成と見られる執務記録で、記録されている年代は、正徳3年~明治3年である。
名称は旧蔵者の太田孝太郎氏による命名と見られ、本来の表紙と見られる中扉の表題に「御次留書帳」のほか「御次留書」、「御次雑書」、「御留帳」、「文化六歳御次書留帳」、「文政三年留帳」などの題名がつけられているものがある。
横帳綴で、本来の表紙と見られる中扉のなかに留書の名称や年代のほか、北家家来で家老と呼ばれた人物の勤務割が記載されたものが散見される。
当該資料は、日記形式で、御次の席で受け取った文書のほか、主に正月中旬に実施された勤務割、家来の冠婚葬祭と相続、病気届、当主の墓参りや登城などの行列などが詳述されている。
「御次留書帳」は、江戸時代中期以降の重臣の動向がよく記録されており、盛岡藩における当時の社会状況を知る上で貴重な資料である。