読み仮名 | さいみょうじいしとうば |
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指定種別 | 県指定 |
種別 | 考古資料 |
指定年月日 | 1975年 3月 4日 |
指定詳細 | |
数量 | 2基 |
所在地 | 一関市川崎町門崎字石蔵 |
所有者 | 千葉忠正 |
保持団体 | |
管理団体 | |
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概要
建長八年丙辰二月廿九日の銘ありその1(向かって右)高さ115cm。
幅64cm。
厚さ12cm。
銘文建長八年丙辰二月廿九日その2(向かって左)高さ97cm。
幅48cm。
厚さ7cm。
銘文右志者爲父母二親也。
東北地方における石塔婆としては、福島の建長2年(1250)、建長4年(1252)、建長5年(1253)に次ぐもので、岩手県としてはこの石塔婆が最も古いものである。
文治5年(1189)、葛西清重が源頼朝から拝領した黄海保のうちに含まれている地域であることから、中世史研究の一つの手掛かりとなる。
供養の主尊を金剛界大日如来で表しているが、庶民信仰史の上から、特に貴重な資料である。