更新日:2025年08月21日
                            

| 読み仮名 | ながねこふんぐんしゅつどひん | 
|---|---|
| 指定種別 | 県指定文化財 | 
| 種別 | 考古資料 | 
| 指定年月日 | 平成6年5月17日 | 
| 数量 | |
| 所在地 | 宮古市 | 
| 所有者 | 宮古市 | 
| 管理団体 | 
概要
長根古墳群は、東北地方北部に広く分布する末期古墳群に属する。
 県内の末期古墳群は従来、北上川中流域及び馬淵川流域に集中するとされてきたが、長根古墳群は、本県沿岸部における古墳群の存在を初めて明確にしたものとして貴重な意義を持つ。
 また、他地域の古墳群との交流を知る上でも貴重である。
 古墳群からの出土品は、刀剣類、銭貨(和同開珎)、釧、鉄製品、玉類、土器類である。
 刀剣類は、蕨手刀、直刀、太刀、立鼓柄刀等、東北地方北部の末期古墳群に見られる代表的な刀剣類がそろい、古墳の被葬者の性格を考える上で、また、刀剣類の製作技術や年代を考える上でも貴重である。
 また、和同開珎は、岩手県でも数点しか発見されておらず、古墳の年代を知る上で貴重である。
 この古墳群の築造年代は、土師器の特徴等から、8世紀代と推定されている。