南部工業団地内遺跡出土品

北上市

概要

南部工業団地内遺跡出土品は、平成３年度に発掘調査された北上市南部工業団地内の遺跡中にある６基連接した経塚のうちK205塚及びＫ区から出土したもので、渥美壺１個と銅造男神立像１体からなる。

　出土品は、保存状態が良好であるとともに、県内でも稀な発掘調査により出土した12世紀の経塚関連出土資料で、奥州藤原時代の宗教観を知り、平泉以外の地域に及ぼした影響を考える上で貴重な資料である。