更新日:2025年10月15日

読み仮名 かんのんぐじおよびつつ
指定種別 県指定文化財
種別 歴史資料
指定年月日 昭和52年4月26日
数量 1具
所在地 二戸市浄法寺町御山字御山久保
所有者 天台寺
管理団体

概要

筒 高さ20.4cm、外径10.9cm、内径9.88本が応永16年(1409)のものである.願主は、白雲道山である。
観音籤の流行は、室町時代からといわれるが、天台寺の観音籤及び筒は、応永16年(1409)の紀年銘があり、字体も当時のものとみられ、当初の遺品であるとともに、岩手県最古の紀年銘遺品として貴重資料である。
88本の原籤には「桂泉公用」の墨書がある。
「唐本の竹簡をもって謄す」の銘から推し、円任請来の「判一百條」の写しと考えられ、占術信仰史の上から特に貴重な資料である。

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