読み仮名 にほんとうせいさくぎじゅつ
指定種別 県指定
種別 無形文化財・工芸技術
指定年月日 1993年 9月 7日
指定詳細
数量
所在地 盛岡市仙北町字辻分
所有者
保持団体 山口 武(刀銘 清房)
管理団体
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概要

保持者の山口氏は、昭和38年から刀工を目指して研鑚を始め、昭和41年からは重要無形文化財(人間国宝)の隅谷正峯氏のもとで本格的研鑚に努めた。
昭和47年に独立し、盛岡市に作刀場を作り、鍛刀(太刀、刀、短刀など)に従事している。
師のもとで備前伝の作風を確立し、地鉄は小板目肌がよくつんで地払いがつき、地景が入る。
刃文は匂出来の互の目丁字・大房丁字主体の丁字乱れとなって足がよく入り、刃中には葉が入る。
よく詰み澄んだ地鉄、匂が深く明るく冴えた刃文は当代一流である。
刀工として高い評価を得ており、日本美術刀剣保存協会会長賞、薫山賞をはじめとする数多くの受賞に輝いている。
現代の名工として、昭和61年には県の、昭和62年には国の認定を受けている。