読み仮名 おおふなとのまるた
指定種別 県指定
種別 有形民俗文化財
指定年月日 1958年 5月 16日
指定詳細
数量 1隻
所在地 大船渡市末崎町字大浜 (大船渡市立博物館)
所有者 大船渡市
保持団体
管理団体
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概要

形状底で継いだ複材型(国指定の「まるた」は一本造)。
長さ5.69m。
巾(最大)84cm。
材質杉材。
国指定の「まるた」と同様、かつて大船渡湾内の漁撈(アワビ・ワカメ・ノリなどの採取)に使用されてきたもので、わが国太平洋海岸に残る唯一の複材船である。
船体が重いので、風に押し流されにくく、安定性があることから、アワビの採取には最適であり、大正の末期までは、湾内使用船の相当数が「まるた」であったといわれる。
製作者は清水清左エ門である。
指定時は、赤崎町志田兼右エ門氏の所有であったが、その後、大船渡市に寄贈され、現在は大船渡市立博物館に保存されている。