更新日:2025年08月26日

読み仮名 | おおふなとのまるた |
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指定種別 | 県指定 |
種別 | 有形民俗文化財 |
指定年月日 | 昭和33年5月16日 |
数量 | 1隻 |
所在地 | 大船渡市末崎町字大浜 (大船渡市立博物館) |
所有者 | 大船渡市 |
管理団体 |
概要
形状底で継いだ複材型(国指定の「まるた」は一本造)。
長さ5.69m。
巾(最大)84cm。
材質杉材。
国指定の「まるた」と同様、かつて大船渡湾内の漁撈(アワビ・ワカメ・ノリなどの採取)に使用されてきたもので、わが国太平洋海岸に残る唯一の複材船である。
船体が重いので、風に押し流されにくく、安定性があることから、アワビの採取には最適であり、大正の末期までは、湾内使用船の相当数が「まるた」であったといわれる。
製作者は清水清左エ門である。
指定時は、赤崎町志田兼右エ門氏の所有であったが、その後、大船渡市に寄贈され、現在は大船渡市立博物館に保存されている。