読み仮名 | かみかづまねんぶつけんばい |
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指定種別 | 県指定 |
種別 | |
指定年月日 | 1995年 4月 28日 |
指定詳細 | |
数量 | |
所在地 | 盛岡市上鹿妻字蟹沢 |
所有者 | |
保持団体 | 上鹿妻念仏剣舞連中 |
管理団体 | |
ホームページ | おでって(上鹿妻念仏剣舞) |
概要
剣舞は、本県の代表的な芸能の一つで、その芸態から大念仏、鬼剣舞、念仏剣舞、ひな子剣舞、鎧剣舞などと呼ばれている。
大念仏は、笠振りを伴うこと、採物をそれぞれ異にする踊子が同時に踊ること、まわり胴と呼ばれる太鼓の曲打ちがあること等を特色とし、盛岡市から花巻市までの県中央部で盛んである。
盛岡市上鹿妻に伝えられている上鹿妻念仏剣舞は、この大念仏と呼ばれる芸能である。
盆に踊られる念仏踊りの一種で、精霊を鎮めることを目的とする。
盆の13日夕刻、上鹿妻の庭元宅で行列を組み、同地区にある大松院までの道を練り歩きながら回向する。
そして大松院で踊った後、初盆の家をはじめ、墓地や希望する家々を巡って踊る。
時には隣接する市町村の家に招かれることもある。
阿弥陀堂を表す大笠振りに特徴があり、また、華やかな衣装をまとった踊り子達が、扇、唐団扇、太刀等を持って円舞する。
これらは阿弥陀の来迎に対し、歓びを表現したものといわれ、念仏信仰の風流芸としての特徴が随所にうかがわれる貴重な芸能である。
(第4 無形民俗文化財指定基準 2 (3))