読み仮名 | みかじりししおどり |
---|---|
指定種別 | 県指定 |
種別 | 無形民俗文化財 |
指定年月日 | 2003年 4月 30日 |
指定詳細 | |
数量 | |
所在地 | 金ヶ崎町三ヶ尻東畑 |
所有者 | |
保持団体 | |
管理団体 | 三ヶ尻鹿踊保存会 |
ホームページ |
概要
三ヶ尻鹿踊は仙台藩領の北端部で伝承される太鼓系鹿踊で、数多い行山流各派のうち、北上市の相去鹿踊とともに、皆白行山流を名乗る。由来は、文政9年(1826)9月、胆沢郡八幡村(現在の奥州市水沢佐倉河)の万之助から三ヶ尻村の卯兵衛が伝授されたという伝書に基づいて説明されており、本吉郡入谷村(現在の宮城県本吉郡南三陸町)の四郎兵衛を元祖として、登米郡黒沼村(現在の宮城県登米市中田町)、胆沢郡徳岡村(現在の奥州市胆沢)等を経て伝播したものといわれている。
三ヶ尻地区には神楽、田植踊、鹿踊が伝承されており、昭和44年に三ヶ尻郷土芸能保存会が発足し、三ヶ尻鹿踊はその鹿踊部の活動として演じられていたが、平成14年1月に新たに三ヶ尻鹿踊保存会が結成され、庭元を中心に青年会員によって伝習が行なわれている。
三ヶ尻鹿踊保存会は、中立の足さばきや角入れの所作など優れた技芸を保持し、鹿踊り唄も豊富であり、「庭堅め」「墓回向」などの儀礼が確実に伝承されている。