読み仮名 | せんばつつみたてあなじゅうきょあと |
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指定種別 | 県指定 |
種別 | 史跡 |
指定年月日 | 1957年 7月 19日 |
指定詳細 | |
数量 | |
所在地 | 岩手町大字久保 |
所有者 | 個人 |
保持団体 | |
管理団体 | |
ホームページ |
概要
JR東北線沼宮内駅の西方約3km、一方井の平坦地の南側に連なる低い丘陵の東端に位置する。
住居跡は現在くぼ地になっていて、その所在を知ることのできるものは40数カ所ある。
竪穴は、地表面から1mほど下に床面があり、平面形は1辺約6〜8mの隅丸方形である。
西側中央壁際に竈があり、1.5mほどの煙道が作られている。
遺物は、坏・壺・甕などの土師器、紡錘車などが出土している。
土師器はロクロを使用しないで作ったものであり、須恵器は伴出していない。
竪穴住居は、破棄されて数十年を経過した時に、大きな火山の噴火があり、その降下火山灰が竪穴の部分に堆積した層が各竪穴に認められた。
時代は、奈良時代かそれを若干逆上る時期と推定され、県内におけるこの時代の文化を知るうえで貴重な遺跡である。