更新日:2025年08月22日
                            

| 読み仮名 | せんばつつみたてあなじゅうきょあと | 
|---|---|
| 指定種別 | 県指定 | 
| 種別 | 史跡 | 
| 指定年月日 | 昭和32年7月19日 | 
| 数量 | |
| 所在地 | 岩手町大字久保 | 
| 所有者 | 個人 | 
| 管理団体 | 
概要
JR東北線沼宮内駅の西方約3km、一方井の平坦地の南側に連なる低い丘陵の東端に位置する。
 住居跡は現在くぼ地になっていて、その所在を知ることのできるものは40数カ所ある。
 竪穴は、地表面から1mほど下に床面があり、平面形は1辺約6〜8mの隅丸方形である。
 西側中央壁際に竈があり、1.5mほどの煙道が作られている。
 遺物は、坏・壺・甕などの土師器、紡錘車などが出土している。
 土師器はロクロを使用しないで作ったものであり、須恵器は伴出していない。
 竪穴住居は、破棄されて数十年を経過した時に、大きな火山の噴火があり、その降下火山灰が竪穴の部分に堆積した層が各竪穴に認められた。
 時代は、奈良時代かそれを若干逆上る時期と推定され、県内におけるこの時代の文化を知るうえで貴重な遺跡である。