読み仮名 | ふなこしかいがん |
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指定種別 | 県指定 |
種別 | 名勝 |
指定年月日 | 1954年 4月 5日 |
指定詳細 | |
数量 | |
所在地 | 山田町船越 |
所有者 | 国 外 |
保持団体 | |
管理団体 | |
ホームページ |
概要
名勝船越海岸は、船越半島の東南部沿岸の殆どと、弁天島・大島を含む海岸延長23kmにおよぶ地域である。
船越半島は、古生層とこれに貫入した火成岩類(花崗岩質岩・玲岩など)からなり、花崗岩の貫入による接触変質の結果、古生層の岩層中の鉄分が赤褐色の酸化鉄となった赤平断崖(高さ約300m)や古生層の粘板質の岩塊を含んだ大釜先の花崗岩の大断崖(約150mの垂直な断崖)、あるいは大島の北方小谷鳥に近い深入江の岩礁群など景観はカラフルでしかも豪壮である。
この海岸は、アカマツを主体とする沿岸林は、太平洋北部沿岸の特色を発揮して見事である。
船越海岸は、陸中海岸国立公園中、景観的に最も優れた部分の一つで、北部の田野畑村の海岸と共に、わが国の北洋景観を代表するものである。