読み仮名 ふじさとのけいかぼく
指定種別 県指定
種別 天然記念物・地質鉱物
指定年月日 1963年 12月 24日
指定詳細
数量
所在地 奥州市江刺藤里字石名田
所有者
保持団体
管理団体
ホームページ 岩手県観光協会(藤里の珪化木)

概要

奥州市江刺区藤里の幕内地区の南方に愛宕山という丘がある。
この丘の上には愛宕神社があり、その奥の院から約15m離れて伊手川に面した急な崖の頂上部に珪化木がある。
この藤里付近の地質は、第三紀層の稲瀬層(新第三系中新統に属し、凡そ1,500万年前に形成された)と呼ぶ安山岩の礫をまじえた砂質凝灰岩からなり、珪化木はこの中に立ったままで埋もれている。
現在見えているのは、主幹の先端部の4m程(直径1.3m)だけで、全長10mを越すと推定される。
樹種はセコイヤメスギで、第三紀の頃には日本各地で大森林をなしていたといわれる。
この珪化木は、県内では根反の珪化木に次いで大きく、しかも直立した樹幹であり貴重である。