更新日:2025年09月30日
                            

| 読み仮名 | ふじさとのけいかぼく | 
|---|---|
| 指定種別 | 県指定文化財 | 
| 種別 | 天然記念物・地質鉱物 | 
| 指定年月日 | 昭和38年12月24日 | 
| 数量 | |
| 所在地 | 奥州市江刺藤里字石名田 | 
| 所有者 | |
| 管理団体 | 
概要
奥州市江刺区藤里の幕内地区の南方に愛宕山という丘がある。
 この丘の上には愛宕神社があり、その奥の院から約15m離れて伊手川に面した急な崖の頂上部に珪化木がある。
 この藤里付近の地質は、第三紀層の稲瀬層(新第三系中新統に属し、凡そ1,500万年前に形成された)と呼ぶ安山岩の礫をまじえた砂質凝灰岩からなり、珪化木はこの中に立ったままで埋もれている。
 現在見えているのは、主幹の先端部の4m程(直径1.3m)だけで、全長10mを越すと推定される。
 樹種はセコイヤメスギで、第三紀の頃には日本各地で大森林をなしていたといわれる。
 この珪化木は、県内では根反の珪化木に次いで大きく、しかも直立した樹幹であり貴重である。