読み仮名 うちまぎどうおよびどうないどうぶつぐん
指定種別 県指定
種別 天然記念物・地質鉱物
指定年月日 1966年 3月 8日
指定詳細
数量
所在地 久慈市山形町大字小国
所有者 個人
保持団体
管理団体
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概要

内間木洞は、遠島山(1,263m)の北山腹に位置し、内間木地区から500mのところにある。
この鍾乳洞は、昭和37年8月の調査によって全貌が明らかにされ、本、支洞を併せた総延長は約1.6kmと規模が大きく、洞内の保存も良く、わが国有数の鍾乳洞である。
洞は、北洞、南洞、稲妻洞に分かれ、鍾乳石・石筍・フローストン(洞の壁面を被う石灰石)などがよく発達して見事である。
また、水に溶けにくい粘板岩、不純な石灰岩が不規則に突出するなどの奇観があり、石灰岩の溶解作用を示す例として学術的価値が高い。
洞内には、コウモリ類のほか、トビムシ・ナガコムシなどの原始昆虫が生息し、食物連鎖の現象が見られる。
この洞は保存状況が極めて良く、これら洞内動物群の生息環境も良好に保たれている。