読み仮名 | たのはたのはくあきかせきさんち |
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指定種別 | 県指定 |
種別 | 天然記念物・地質鉱物 |
指定年月日 | 1966年 3月 8日 |
指定詳細 | |
数量 | |
所在地 | 田野畑村大字田野畑 |
所有者 | 個人 外 |
保持団体 | |
管理団体 | |
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概要
田野畑村をはじめ、岩泉町茂師・宮古市・宮古市など北部陸中海岸には、宮古統(宮古層)とよばれる白亜紀(7,000万〜1億3,500年前)の地層が点々と分布している。
宮古層は、下から順に羅賀礫岩層・茂師砂岩層・オルビトリナ砂岩層・明戸砂岩層に区分され、羅賀礫岩層以外の地層からは、三角貝(トリゴニヤ)などの二枚貝、巻き貝、菊石(アンモナイト)・箭石などの頭足類・サンゴ類・オルビトリナ(有孔虫の一種)などの化石が産出する。
田野畑村の海岸のうちで、ハイペ・コイコロベと呼ばれる小さな半島の部分は、特に化石を多数包蔵し、種類、個体数も豊富で、宮古層の標識地として、またその示準化石の産地として、地質学的にきわめて貴重である。